終活ときくと、お墓を用意したり、葬儀社の見積もりを取り寄せたりなどをイメージされるかもしれません。
終活が、あなたの人生を気持ちよく終えるための活動だとすると、その他にもやっておくべきことがあります。
そのうちの一つが、家族のためにパスワードを残しておくことでしょう。
家族に残しておきたいIDとパスワード
具体的には、
- ネット銀行
- オンライン証券
- ブログ(ホームページ)
- SNS
- 有料サービス
などになります。
特に、ネット銀行やオンライン証券は、遺産相続にも大きく関わってきますので、きちんと残しておくことが大切です。
SNSやブログを開設しているケースもあると思います。
自分が亡くなった後に閉鎖してほしいという場合は、残しておく必要があるでしょう。
動画配信サービスなど有料サービスを利用している場合は、月額料金が発生し続けることが考えられます。
家族が解約できるよう、これらのサービスもチェックしておきましょう。
パスワードだけでなくIDも必要になるので、両方セットで残しておくことが必要です。
エンディングノートなどに記しておく
既にエンディングノートを作成している場合は、そちらにメモしておけばいいと思います。
エンディングノートを作成していない場合は、普通のノートで構わないので、サービス名、ID、パスワードを記載しておきましょう。
家族に対しても、IDとパスワードを記したノートがあることを伝えておくと安心です。
亡くなった後に、ノートが見つからないといった事態を避けることができます。
なお、パソコンを所有していて、パソコンにパスワードをかけている場合も記録を残しておいた方がいいでしょう。
パソコンのパスワードがわからないと、家族が困ることになり、業者に依頼しなければならなくなってしまいます。