死装束を着せて納棺する際に、故人と馴染み深い、思い出深い品々を入れてあげたいと考えることは多いと思います。
故人の愛用品を副葬品として、棺の中に収めるのは昔からの風習だったんですね。
しかし、現在では、火葬場の施設を傷つける、環境汚染につながるといった観点から、入れられるものと入れられないものがあります。
この記事では、棺に入れられないものの一例を挙げてみました。
無理に入れてしまうとトラブルに発展しかねないので、注意してください。
棺に入れてはいけないものとは?
納棺できない遺品の一例
燃えないもの、燃えにくいものは棺に入れることはできません。
メガネ、入れ歯、指輪、ゴルフクラブ、釣竿、缶類、瓶類などが該当します。
また、燃えるものでも厚みのある本などは燃え残ってしまうため、断られることが多いです。
その他では、爆発の危険があるものについても入れることはできません。
ライターなどが該当します。
納棺できないものを入れてしまい、火葬場の施設を傷つけてしまう事例があり、最悪その修繕費用を請求されるケースもあり得ます。
安易な気持ちで入れないよう、注意したいですね。
判断がつかない場合は?
棺に入れていいかどうかわからない場合は、葬儀社のスタッフに相談するのがベストです。
経験豊富な葬儀社のスタッフであれば、冷静に判断してもらえるでしょう。
また、棺に入れられないものだけど、どうしても故人と一緒に埋葬してあげたいという場合は、遺骨と一緒に骨壺に入れてあげたり、納骨の際に一緒にお墓に埋葬するようにしましょう。